『OVER REQUIEMZ』感想


評判が良かったので前情報あんまり入れずに買いました。公式サイト見た時はドロシーがギリギリ好みの兄属性っぽいかな……? くらいであんま期待してなかったのですが、5人全員好きになれたので良かったです。とにかくキャラクターが魅力的!

発表-発売時にゴタゴタしてたのはうっすらとしか知らないんですけど、「幽ロマ」とノリやシナリオ展開の仕方は近いものがあると素直に思いました。心を通わせる描写は確実に丁寧! と言っていいのですが、ちょっと身体接触が早い……かなあ……この点は好みによると思います。ホラー/サスペンス要素に力を入れてくれてるところはとても嬉しい。系統としては『Dance with Devils』や『華アワセ』みたいな胃がキリキリする展開にグロマシマシした感じ。

ただ闇堕√のサスペンス要素が強すぎて、真相√の恋愛要素が薄く感じてしまった……お互いを信頼して敵に立ち向かう熱い親愛要素は多かったけど、もう一息、もうちょっとイチャイチャして、と言いたい。
各キャラ4つENDのシステムはRejetみを感じるけど、真相/闇堕1ずつでも良かったかなあ……。過程は記憶に残るけど、なんでかエンディングの記憶がどれも曖昧……。
せっかくの旅で仲間の仲も良かったので、共通スチルとして全員で焚火囲んでるスチルとかみんなでご飯食べてるスチルとかあれば嬉しかったな~。各√に3つずつ料理のグラが用意されている丁寧な部分があったのでいっそうそう思う。
スチル自体は一人あたり16枚だったかな、かなり多いけど仲間全員とか主人公+二人ずつとか、そういうのもシナリオの雰囲気が分かって好きだから欲しかった。


あとはプレイ順に簡単な感想。

ドロシー
このゲームでトトの顔が一番好みでトトのシナリオが一番好みでした。トトが好みすぎてドロシーが最萌と言っていいのか疑問になるくらいにはトトが刺さりました。
一発目で運命男を引いてしまったせいでその後ずっと誰のendを迎えても「でもこの後ドロシーはいなくなるんだよね……」になってしまって辛かった。ドロシーが他のキャラクターに主人公を頼んで「長生きしてください」って言うのとか……。あんな無念な別れ方をして、千年ずっと探し求めて、ようやく再開できたのに「あなたが生きていればそれでいい」は、あまりにも、望まなすぎでは!?
そして真相√では二人が惹かれ合うのは当然だと分かりつつ、世界の危機への対処に目が行き過ぎたのか、二人が最後にキスしてて「えっ!?二人ってもうそんな感じなんですか?」になったのは惜しかった……。もう少し甘酸っぱいイベントあってほしかったな~。

ドロシー
そうだね


闇堕√はドロシーが凶行に走る理由が分かるからこそ切なくて辛くて、あんまり怖いとは感じなかった。ひたすら悲愴。


カイゼ
真相√は王道パケ男で熱く楽しく、初々しい恋愛も可愛かった。メインヒーローでここまで好みのシナリオはなかなかないかもしれない。タイトル回収も「死んでいい命なんてない」もカイゼ√で消化されるんですけど、ドロシーという運命男をおいてなお王道メインを張れる力が彼にはある。本人の√でだけ賢王として国のトップに立てるのが、シビアだけどいいな~。
闇堕√はドロシーとは違って完全なホラーサスペンス。夜中にやってて本当に怖かった。完全に「敵」になってしまったカイゼから必死に逃げようとするけど絶対に逃げられない、怖い。怖すぎる。主人公が流されずにずっと怯えて嫌がってるのが良かった。

カイゼ


他キャラの√、特にノイル√では主君としての立ち振る舞いを発揮しててかっこよかったな~。クロード√の終盤でもすっごい頼りになってた。彼が登場すると「さすがカイゼ様!」と喝采を送りたくなる。


ノイル
なぜか「好みじゃなさそう」という第一印象がずっと続いてたんですが、シナリオが面白いな~……と進めていったら川に飛び込んで助けてもらった後の水滴りスチルで「か、顔が私の好みすぎる!」と急に気づいてびっくりした。普段は片目隠れが好みなんだけど髪をかき上げた笑顔に貫かれました……。あと茶髪癖毛! 瞳に惹かれる描写が多いオバレクですが、プレイヤーがちゃんと惹かれて主人公とリンクしたのは後にも先にもここだけだった……。

ノエル
おまきれ


真相√。バトル描写が苦手な人間としては戦闘で尺取ってるのが辛かったけど主人公に心と背中を預ける激熱展開で泣けた。なぜかめちゃくちゃ泣いた。シナリオの丁寧さはトップかも。そして告白の台詞が本当に良かった。「故郷には帰るな。ここでずっと暮らせよ」「オレを、オマエの伴侶にしてみねぇか」←神ゲー認定、させていただきます。
闇堕√はノイルだけ特殊で、自我が廃墟の化け物に浸食されていって、本人が狂うのではなくそれに抗っていく形でした。そんでお互いに後ろめたさとか罪悪感で葛藤してて……辛い!


モリィ
裏社会系シナリオがあまり好きではないため、序盤からいまいち乗れず……。ただ今までの√と違って主人公の現代世界知識が役に立つ展開が多めなのは面白かった。非常口の看板があるから扉があるはず、とかそういうの。全体的に自分以外の√で輝くタイプだなあという印象でした。
真相√は主人公の成長が著しくてよかったですね。モリィが追いかけてる犯人の正体も、全然想像してなくてビックリした。
闇堕はかなりエグい……。話が通じない無力感、嫌ですよね。主人公に対する物理的精神的拷問描写がめちゃくちゃ長くて、しかもモリィは主人公の傷を抉り続けるし事態は悪化しかしないし、怖かった。ドロシーの気持ちを考えると辛い。お医者様を呼んで~!

モリィ
好感度に影響しないため、ネタ選択肢が選びやすい



クロード
一番甘かった! 最後だし良い気分で終わろうと、彼だけは闇堕→真相の順でやりました。
闇堕√、序盤だとあんなに微笑ましい贈り物だった香水が禍々しい支配の道具になっててグッときました。そして全体的にエロい。行くとこまで行った身体接触は説得力があるな。
ドロシーが去って、主人公は何度か助けを求めようとするけどプレイヤーは「あ~……もういないんだなあ……」って分かるのが辛かった。カイゼ様も植物人間になってたのは恐怖すると同時に「クロード、ガッツあるねえ!」と思わず感心してしまった。殺した数が多すぎるし王家も手にかけてるのすごすぎる。
真相√、主人公の支えで前を向けるようになっていく過程が良い! 死んでしまった村人たちの指輪を諦めずに探す主人公と、ようやく心中を吐露できたクロードのシーンが心に沁みます。(モリィほんとうに大活躍の√でしたね)。闇堕で激しめの身体接触をしたのにこっちだと距離を測りかねてドギマギしてるのが可愛かったです。

クロード
あま~~~~~~---い!

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